皆さんこんにちは！
ゆきかぜです
突然ですが、
皆さんはアウディの経営理念ってご存知でしょうか？
会社にはそれぞれの方向性を決めたり、
強みを活かしたりするために
経営理念というものが存在します
僕の働いてる会社もそうですね！
そして、
そのアウディの経営理念というのが
Vorsprung durch Technik（技術による先進）
であり、
さらにアウディの『技術』と『先進』と言えば、
そう！！
ライティングテクノロジーです😎✨
過酷を極める耐久レースの時代から
LEDが多用化される現代に至るまで
日々進化を遂げ
『LEDライトと言えばアウディ！』
と言われる程、アウディは
最も革新的な照明技術を持つ自動車メーカーのひとつ
となりました！
し・か・も！！
オールLEDヘッドライトを搭載したのは、
※アウディが世界初となります！！
(※2008年 アウディR8)
そこで今回は
✓アウディのライティングテクノロジー
こちらについてお話していきたいと思います！
また、
ライティングテクノロジー編では
ゆきかぜの愛車『 アウディA8 』にも搭載されている
「 アレ 」も登場します！
愛車紹介を見られてない方は、
先にこちらの記事を読んでみると良いかもしれません↓ ↓ ↓
それでは、
張り切って行きましょう👍👍
ヘッドライトの歴史
自動車に使われているヘッドライトは、
LEDになるまでに様々なものから
進化をしてきました
1894年(明治27年)のベンツ・ヴェロの
ローソクから始まり、
カーバイトランプや
電球、シールドビーム電球、
ハロゲンヘッドライト
HID(キセノンランプ)と、
その姿かたちを大きく変えつつも
『前方を照らす』
という理念は変えずにLEDライトへと
進化してきたわけです
LEDヘッドライトのメリットは、
今更紹介する必要もないと思いますが
・従来の電灯方式より、格段に明るい
・省エネで長持ちする
・赤外線が出ないので、熱くなりにくい
・紫外線が出ないので、虫が寄付きにくい
・電力消費量が少なく、経済的
こんな感じですね👍👍
また同じように、
アウディのライトもこれら進化の過程をたどりつつ
2014年(平成26年)にレーザー方式の『レーザーハイビーム』を
アウディR8 LMXに採用することとなりました
これの前身的な技術が
『レーザーライトコンセプト』
というわけですね！
では、
そちらを掘り下げて見ていきましょう！
レーザーライトコンセプト
レーザーライトコンセプトの特徴は、
ロービームLEDとハイビームLEDを組み合わせた
『コンビネーションLED』
さらにレーザーを組み入れた
『レーザーライト』
こちらを補助として搭載することで、
通常のLEDライトよりも2倍以上明るく投射距離は500ｍ
と恐ろしく高性能なヘッドライトが完成した
というわけです
このライトが世界に向けて発信されたのは、
2014年(平成26年)の1月に
アメリカ・ラスベガスで開催された
「2014 International CES」の基調講演のことです
PHV車である、
スポーツクワトロ レーザーライトコンセプト
に搭載されたこちらのライトは
今でこそ当たり前となっている技術ですが、
これを2014年の時点で搭載に至っている
アウディの技術には深く驚嘆したものです
レーザーハイビーム
さて、
留まることを知らない
アウディのライティングテクノロジーですが
こちらを応用した
『レーザーハイビーム』
という新型LEDも2014年中に追加発表されました！
こちらは先ほどチラッと出てきた
アウディR8 LMX
に採用されており、
日本市場には6台限定の特別なR8となっております！
めっちゃ欲しい🥹
このレーザーハイビームは、
オールLEDヘッドライトと
先ほどのレーザーライトコンセプトに使われていた
レーザーモジュールを組み合わせてできた
いわゆる『ハイブリッドLEDライト』となっております
仕組みとしては下記の図の通りで、
ユニット本体にある
4つのレーザーダイオード
から照射された光が
コンバーターを通して変換され、
ヘッドライトに伝わるといった形態となっています
また機能面においても
通常のオールLEDヘッドライトの実に2倍の範囲を
照らすことができて
路面照射されるのLEDの色温度も5,500K(ケルビン)と
運転手に優しい色選択となっています
この様に技術面はもちろん、
利便性にもこだわった作りに
アウディらしさを感じますね！
マトリクスLEDヘッドライト
つ・い・に！
こちらについてお話する時が来ました！
アウディのライティングテクノロジーの集大成、それが
マトリクスLEDヘッドライト
です！！
2014年に発売された『アウディA8』、
つまりゆきかぜの愛車に初めて搭載された
こちらの技術は、
後に新型A6を初めとする他のアウディにも
順次搭載されていくことになります！
また、
ライト本体には個別にコントロールできる
25個のマイクロLEDが備えられており、
照射パターンはまさかの
約10億通り！
個々に電子制御が可能であるが故の
パフォーマンスですね！
この時点でもう既に『やべーやつ感』が漂っていますが、
このヘッドライトの本領発揮はこれからです👍👍
マトリクスLEDヘッドライトの主な能力
マトリクスLEDヘッドライトには
大きく分けて以下の3つの特殊能力が備わっています
①ハイビーム制御
まず1つ目は、
『ハイビーム時』の能力！
通常ハイビームを使うと、
照射する事で遠くまで視認する事ができたり、
歩行者や自転車、車といった
他の交通利用者に自身の存在をアピールできる
といったメリットがあります
ただ、
強い光を照射し続けることによって
周囲の車両へ配慮が出来なかったり、
幻惑による事故やトラブルの原因になったりすることもあります
つまり簡単に言うと、
『自分は良くても他は良くない』
って事ですね
しかし！！
マトリクスLEDヘッドライトなら安心👍👍
自身の前を走る前方車並びに
こちらに走ってくる対向車に対して、
自動的にロービームへ切り替えてハイビームを当てない
という仕様になっているからです！
一見、
『そんなこと出来るのか？🤔』
と思いますが、
マトリクスLEDヘッドライトは他のLEDライトとは訳が違います(笑)
10億通りの照射パターンがあれば
『御茶の子さいさい』
となるわけです👍👍
つまりは、
ハイビームの効率性に特化した能力と言えます
詳しくは下記の動画をご覧下さい↓↓↓
②左右視認性の向上
続いて2つ目ですが、
『ハンドルを曲げた時』の能力！
こちらは最近のLEXUSでも採用されていますが、
ハンドルを曲げた方向に3m程ライトを照射する
という仕様になっています！
例えば、
左折する時(←)
ハンドルを左に曲げた場合、車から見て
正面から約90°『直角に』左側(◀︎)を照らします
こうする事で、
歩行者への注意喚起や巻き込みの防止、
さらには運転手が障害物を早期発見出来るようにサポートするなど
視認性に特化した能力と言えます
こちらに関しても短いですが動画を貼ってますので、
ご参考ください↓↓↓
③存在の発信力
最後3つ目は、
『周囲へ存在を知らせる時』の能力！
これは他の交通利用者へ
『自分はここに居るぞ』
と教える手段を指します
例えば
自分が運転してる時に周りへ気づいて欲しい場合、
どのような手段が用いられるでしょうか？
クラクション？パッシング？
確かにそれも有効ですが
相手を驚かせたり、最悪トラブルに発展する場合もありますよね😅
しかしアウディは違います！
車が走っている時に人または動物といった
対象を検知すると、
3回ライトを点灯させて存在をアピールします
また、
ライト点灯に関しても
人の顔の位置まで光らせずに
体とその周囲を照らすことで、
対象者にストレスを与えることなく
存在を発信することができます！
つまり、
アウディのマトリクスLEDヘッドライトなら
優しく且つ的確に相手に伝えることができる！
というわけですね👍👍
こちらも動画を貼っておきますね↓↓↓
まとめ
いかがだったでしょうか！
今回は、
ヘッドライトの進化とアウディのライティングテクノロジー
についてお話してきました！
今でこそ当たり前となったLEDヘッドライト…
しかし、
その境地を開拓するまでに
先人達の様々な努力と苦難があったと思うと、
非常に感慨深いです
また、
メルセデス・ベンツやBMWなど
他のドイツ御三家でも
似たようなライティングテクノロジーを使っていますが、
マトリクスLEDによるライト照射技術は
アウディの完全オリジナルとなっております！
何物にも代えがたい
とはこの事を言うんですね👍👍
ちなみに、
2018年以降のアウディには
『また新たな』ヘッドライトが採用されていますが
それは別の記事で近々ご紹介させていただきます！！
それでは、また次の記事で～
