皆さんこんにちは!
ゆきかぜです!
今回は確定拠出年金、通称『iDeCo(イデコ)』についてお話したいと思います
この記事では
・iDeCoのメリット/デメリット
・iDeCoに向いている人/向いてない人
について分かりやすく解説します
『聞いたことあるけどよくわからん!』
『英語出てきたし、難しそう…』
という方は、
是非最後まで読んで頂き
知識を深めていただければ幸いです
それではいきましょう!
iDeCoとは?
冒頭にサラッと触れましたが、
iDeCoは確定拠出年金と言います
難しそうな漢字が並んでいますが、
超簡単に言うと
『ゼロから自分で作って、全て自分で使える年金』
と考えれば分かりやすいと思います
さらに短く言うと
マイ年金ってことですね
ゼロから自分で作ると言うのは、
【自分で選んだ金融商品を毎月自分で決めた額だけ積み立てる】
という事です
節税しながら金融資産を増やす極限の年金、
これがiDeCoなのです!
詳しく話に入る前に、
ここで残念なお話があります…
皆さんご存知の通り、
日本の年金制度は崩壊しつつあります
年金受給額がゼロ…
にはなりませんが、
僕らがお年寄りになる頃には今より確実に減るでしょう
一時期話題になった『老後2,000万円問題』はこの悲しい現実から来ています
要は、
国『もう年金で皆さんの生活をカバー出来ないから、自分自身で何とかしてね!』
という事です
と、言われても
『いやいや「何とかしてね」って具体的にどうすれば良いの?』
と思った時、
話に出てくるのがこのiDeCoです
よく、日本の年金は三階建て
(1階→国民年金、2階→厚生年金、3階→私的年金)
と言われていますが、
iDeCoは、その3階部分にあたります
また私的年金であるため
高齢者の為に使うのではなく、
『自分の為に使える』という点がポイントですね!
iDeCoのメリット
ここまで解説してきた通り、
実質自分で年金を作れるiDeCoですが
そのメリットは大きく3つ挙げられます
どれも重要なのでしっかりと見ていきましょう!
メリット① 誰でも積立可能
まずはこちらのメリットですが、
国主導で行っている政策のため
当然、誰でも積立できます
『これで選ばれた人しか出来ないとか言われたら笑うわ〜(笑)』
と思われた方もいるでしょうが
実はあります(笑)
ややこしいので今回は名前だけの紹介に留めますが、
小規模企業共済がそれにあたります
iDeCoやNISAと比較されがちですが、
その中でも選ばれた人しかできません
それを考えると、
サラリーマンや主婦でも
簡単に誰でも出来る点は
iDeCo最大のメリットかもしれませんね
メリット② 積立の運用益が非課税
投資をしたことが無い方は
『非課税ってそんなに凄いの?』
と思われるかもしれませんが、
こちらもかなり重要です
基本的に投資で得た運用益(=お金を積立てて出た利益)には
20.315%の税金が掛かります
例を出すと、
100,000円の利益に掛かる税金は20,315円になります
(100,000円 × 0.20315 = 20,315円)
これって大きいですよね…
せっかく10万円も利益が出たのに約2万円も取られてしまいます…
しかし、
iDeCoは運用益に税金が一切掛かりません!
つまり、自分で積立てて儲かった分は全て自分のお金になる
という事です
さらに、最低でも60歳まで運用することになるので
『一体、いくら税金を浮かせれるんだよ』
って話ですよね(笑)
運用金額にもよりますが、
投資金額が多い方ですと、100万円くらいなら余裕で減税できます!
それだけ投資で税金が掛からないというのは大きい事なのです
メリット③ 気軽に始められる
先程、
『誰でもできる点が最大のメリット』
と言いましたが、
投資未経験の方にとっては、ある意味これが最大のメリットかもしれません
投資と聞くと、
『数十年円から数百万いるって聞くよね…』
『投資したいけどそんなお金ないよ~』
って方に
iDeCoはうってつけの投資先かもしれませんよ?
なんと、このiDeCo
月5,000円から投資可能なんです!
例えば、
毎日の缶コーヒー代や昼食代、飲み代をちょっとやりくりすれば、
5,000円くらい貯めれそうですよね?
もちろん、
投資は元本の多さに比例して利益が多くなるので
毎月の積立額が多いに越したことはないですが、
『まず投資に慣れる』
という意味では、かなりありがたい仕組みですね!
ちなみに月間の積立金額には上限があり、職業別で
・会社員 23,000円
・自営業 68,000円
となっています
主婦の方は、会社員と同じく月23,000円まで積み立てられますよ!
毎月浪費で使う5,000円を12ヶ月投資に回せば、
実質60,000円の節約になります
そう考えると、
無駄遣いも減るかもしれませんね
投資商品も自分で選べて、
スマホで積立金額も確認できるので
数字を見るのが楽しくなりますよ!(ゆきかぜ経験談)
もっと節約して投資に回したい方は
自分の生活に無理のないよう、
500円ずつなど、自分でルールを決めて
徐々に金額を増やしていきましょう!
iDeCoのデメリット
さて、
散々メリットについてお話してきましたが
当然デメリットも大きく3つ挙げられます
『それは困る…』
となる前にデメリットも確認しておきましょう
デメリット① 原則60歳まで引き出せない
こちらはiDeCoの特徴でもあり、デメリットでもあります
『年金』と名前が付いている以上、
簡単に引き出せてしまうとその役割を果たせません
投資金額や投資商品を途中で変更する事は可能ですが、
原則60歳までおろせないので、
一度契約(iDeCoを開始)すると
実質、解約不可です
簡単に言うと『資金凍結』することになります
そのため、iDeCoで御法度なのが
生活防衛資金を投資に回す事
です
特に若い方は注意して下さいね
結婚、マイホーム購入、子供が生まれる等のライフイベントに
iDeCoのお金は『使えません』ので気をつけましょう!
メリット③の月5,000円から始められる事に注目して
『無理なく投資』
これが大切ですね
デメリット② 受取時に税金が掛かる
ここまで読んで頂いた方で、
『あれ?』
と違和感を感じた方いらっしゃるのではないでしょうか?
そうです…
メリット②で運用時は非課税とお話しましたが
『受取時』にはしっかり税金が掛かってきます
これを見て
『結局頑張って貯めても高い所得税とられるのかよ…』
と思うかもしれませんが、
落胆するのはまだ早いです!
受取時の税金の仕組みは、
- iDeCo口座→自分の預金口座(退職金扱い)
として送金(受取時)に税金が掛かるようになっています
最終受け取り金額の数パーセントといったところですね
ただし、iDeCoの受け取り金は
退職金扱いになるため
一般の投資信託に比べると
税率はかなり優遇されています!
また、
会社から退職金を貰われる方は
iDeCoの受け取り金額と退職金が合算された税率になるため、注意しましょう!
デメリット③ 元本保証ではない
最後のデメリットですが、
元本保証ではない点です
いくら国主導の施策とはいえ
iDeCoはあくまで投資信託、
市場や世界情勢によりその投資結果は日々変動します
これに関しては正直、仕方が無いですね
様々な商品を組み合わせた分散投資と
ドルコスト平均法を使って毎月決まった額を長期投資しましょう!
これを意識すると、
リスク分散された損しにくいポートフォリオを組むことが出来ます!
ちなみに僕は『米国株』に分散投資しています
5年、10年、20年、50年と長期に渡って綺麗な右肩上がりの米国株は安心できます
逆に、僕が
日本株を選ばない理由は
日経平均株価のグラフを見るとかなりギザギザしていて
どこで売っても損する可能性が高いからです
とはいえ、誰も未来は分からないので
60歳の時に蓋を開けてみてガッカリしない様に
『自分に合ったポートフォリオ』を組みましょう!
iDeCoに向いていない人
長くなりましたが、
『結局、自分はiDeCoをした方が良いのか分からない』
という方もいらっしゃると思うので
様々な視点から向き不向きをジャッジしていきましょう!
■iDeCoに向いていない方
- 低収入の方
- これからお金が必要になる方
- 資金凍結しても大丈夫な方
- 税負担が少ない方
- 退職金が沢山出る方
- そもそも制度を理解してない方
以上が当てはまる人はiDeCoに向いていません
それぞれに理由があり、
低収入の方は、毎月の生活がカツカツなのに
そこからiDeCoに回すと生活がしんどくなりますよね?
それに伴い、
低収入だと所得税が少ないので減税の恩恵が少ない点も挙げられます
これからお金が必要になる方は、
60歳までの資金凍結に影響が出るかもしれません
iDeCoで資産運用する場合は資金凍結を覚悟しましょう
そして、
ここで言う税負担が少ない方というのは
住宅ローン控除などiDeCoとは別で控除を受けている方を指します
住宅ローン控除には限度額がありますので、
iDeCoと合算するとその恩恵が低くなるかもしれません
デメリット②でお伝えした通り退職金に関しても
iDeCoと合算で税負担になるので同じ事ですよね
最後のそもそも制度を理解してない方は
失敗するリスクが高いので、
この記事を読み込んでしっかり理解しましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は確定拠出年金『iDeCo』についてお話しました!
まとめて復習しておきましょう
- 誰でも積立可能
- 積立て金額は職業によって違う
- 積立の運用益が非課税
- ただし、受取時には税金がかかる
- 受け取り方法は『一時受取り』か『分割受取り』で選べる
- 原則60歳から受け取れる
- 収入や税負担の観点から人によって向き不向きがある
こんな感じですね!
最後に、
iDeCoに向いてなかった方にアドバイスがあります
iDeCoに向いていない方はズバリ
『NISA』がオススメです
僕はつみたてNISAをしていますので、
簡単に紹介しておきますね!
- お金が必要になっても投資途中で引き出せる
- iDeCoと同じく少額から投資できる
- 売却益、配当金に税金が掛からない
- その非課税期間が20年もある
ここで取り上げたのは、ほんの一部ですので
もっと詳しく知りたい方は以下の参考記事をご参考下さい↓
また、
初心者向けに銘柄選定の方法も実例付きで紹介しています↓
以上、参考になれば嬉しいです!
これからも
『お金を増やす=自由な人生の作り方』
を投稿していきますので
金融リテラシーを上げて
一緒に自由な人生を目指しましょう!
ではまた次の記事で~