【投資】投資信託で含み益が出たら売却するべきかどうかを解説!

投資



皆さんこんにちは!

ゆきかぜです

今回の話題は『投資信託で含み益が出た時はどうすれば良いのか?』です!

投資信託で運用をしていると少なからず利益が出ます

特に最近の景気下落と投資ブームが合わさって

大きく利益が出ている方もいるのではないでしょうか?

ここで問題なのが”含み益をどうすればいいか?“です

結論から言うと、

売るべきではありません

その理由を解説していきますね

売るべきか?保有し続けるか?迷っている方は必見です

ではいきましょう!



スポンサーリンク

『含み益を売って買い直せばいい』は理想論



まず含み益って何?

という方は下の図をご覧ください

この図は僕が実際に楽天証券で運用した結果の『評価損益』を表した図です

評価損益の横に赤字で+548,154円と書いているのが【含み益】です

仮に、

この段階で僕が持っている金融資産を全て売却すれば

+548,154円(税金はノーカン)の利益を得ることができます

ここでもう一つ図を見てみましょう

こちらはとある株価の推移を表したものですが、

大きく「下がった↓」と思ったらまた「上昇↑」したりと

上がり下がりを繰り返しています

この下がった時に購入して上がった時に売れば

確かに大きく利益を出すことができますが

残念ながらその考え方は理想論と言えます

その答えは簡単で、

誰にも将来の株価を読むことができないからです

世の中にはごく一部の”天才トレーダー“と呼ばれる方もいますが

僕を含めて多くの方は『普通の投資家』です

プロとアマチュア程の差があるとまでは言いませんが、

天才と同じ土俵で戦うのは少々荷が重いと感じます

しかも、

その天才ですら実は負け越しているという結果もあるのです

見ていきましょう!



投資信託の種類と勝敗



投資信託を買っている方の中には

天才トレーダーでもインデックスファンドには勝てない

ということを聞いたことはないでしょうか?

これは後述する有名な本で紹介されているのですが、

大前提として投資信託には大きく2つの種類があります

インデックスファンド
アクティブファンド

この2つですね

詳しくは以下の記事↓

で解説していますが簡単に説明すると

インデックスファンド

NYダウや日経平均株価などの指数(インデックス)に近い運用成績を目指すもの

追いかけている指数によりますが、

比較的ローリスク/ローリターンな運用結果が得られます

変わってアクティブファンド

投資する対象の指数(インデックス)よりも上の運用成績を目指すもの

振れ幅が大きい分、

ハイリスク/ハイリターンな運用結果となります

ここまで見てみると、

じゃあその天才トレーダーが好き好んで投資するアクティブファンドの方が絶対成績いいじゃん

と思うかもしれませんが実はそうでもありません

その理由が以下の本で紹介されているので

一部抜粋しておきます

 
国内株式クラスのアクティブファンドのインデックスファンドに対する勝率は、1年で26%、3年で33%、5年で39%、10年で32%しかなく、全期間をとおして20~30%台の勝率しかありません。つまり、アクティブファンドの70~80%はインデックスファンドに負けているということになります。(引用:お金は寝かせて増やしなさい/水瀬ケンイチ)

この結果から分かるように

世間で天才トレーダーと言われるプロが運用したとしても

7割8割は失敗するということです

先ほどの話に戻りますがこの事実を踏まえて

普通の投資家』がプロ以上の運用成績を出せるでしょうか?

自分の運用方針に絶対の自信がある方なら

アクティブファンドに手を出しても良いかもしれませんが、

自身がない方にはあまりオススメできません

時間は掛かりますが

しっかりと保有を続けた方が安牌と言えるでしょう



では保有しておけば正解なのか?



先の結果から売りによる利益確定よりも

保有による資産形成の方勝率が高いことが分かりました

ただここで新たに疑問に思うのが

ただ保有しておくことが正解なのか?

ということです

実はというと

多くのインデックスファンドの場合は

ただ保有しておくだけでも正解と言えます

以下の図をご覧ください

こちらはインデックス投資で採用率の高い『S&P500』のチャートです

始まりの1982年から2021年現在までところどころ下がっている場面もありますが

基本ずっと右肩上がりで推移しています

何が言いたいのかと言うと、

長期で保有を続けるだけで勝手にリターンが増えていく

と考えられるのです

逆に短期間で売ってしまった場合は

大した含み益も出せずに利益確定となり、

チャートの山になっている部分で高値掴みをしてしまうと

最悪”元本割れ“するリスクもあります

しかし、

このチャートをよく見てみると

仮に高値掴みをしてしまっても

20年以上保有し続ければ「どこで買っても」プラスになっています

つまり、

わざわざ安く買って高く売ることをしなくても

インデックスファンドを用いた投資信託なら

少なからずプラスに働くことが期待できるのです

これが保有するだけでも問題ない理由となります



売るべき時が来たら…



とは言え、

死ぬ時に一番お金持ちでも仕方がない!

と言われるとまさにその通りです

仮に30歳から投資信託で資産形成を20年間続けたとして50歳

それ以降も売らずに投資を続けると

使うタイミングがかなり限られてきます

結局使うことなく死んだ』では、

何のために投資で資産を増やしてきたのかって話ですよね

50歳を過ぎてなお、

ここまで一切売らずに保有し続けた方なら

おおかた『老後2,000万円問題』の分の資産は出来上がっていることでしょう

ではこの資産を一気に取り崩せるか…と考えると

恐らく無理です

売りは買いより難しい

という先駆者の名言通り、

今まで断固として『保有』という選択を続けてきた方は

その資産を取り崩すという行為にかなり抵抗を覚えるはずです

当然、

暴落時や世界情勢が悪化している時など

売るタイミングを間違えると積立てきた資産の数パーセントは

ドブに捨てることになります

じゃあどうすればいいんだ!

ということですが、

4%ルール』を活用すればいいでしょう

今回は話題が違うので割愛しますが、

資産を取り崩してもなぜか増える仕組みになっています

詳しくは以下の記事を参考にしてみて下さい



まとめ



いかがだったでしょうか?

今回は『投資信託で含み益が出た時はどうすれば良いのか?』を解説してきました

おさらいしておきましょう!

  • 含み益を売って安く買うは理想論
  • →プロでも未来の株価は読めないから
  • 投資信託にはインデックスファンド・アクティブファンドの2種類が存在する
  • →インデックスファンドの方がアクティブファンドよりも勝率が高い
  • 投資信託に小細工は不要、保有し続けるだけで良い
  • →20年以上保有すれば少なからずプラスが出る可能性が高い
  • 売るべき時が来たら…
  • →『4%ルール』で賢く取り崩すのが吉

結論、

投資信託(インデックスファンド)は売って利益確定せずに保有し続けた方が資産が増える

こんな感じですね!

とは言え、

大きく資産形成をするには多少のリスクも必要です

まだ投資をしたことがない方、

まずは投資信託からはじめてみましょう

はじめ方は以下の記事で既に紹介しています

少しでも行動して、自由な人生を目指しましょう

ここまで参考になれば嬉しいです

では、また次の記事で~



投資
スポンサーリンク
シェアする