皆さんこんにちは
ゆきかぜです!
今回は久々の『株式用語シリーズ』ということで
ボラティリティについて解説します
皆さんは投資に関するテレビ番組や解説動画で
『この株は”ボラ”が高いので投資際は注意しましょう』
と聞いたことはないでしょうか?
結論から言うと、ボラティリティは
リスクとリターンを測る重要な項目です
『投資をしているつもりが投棄(ギャンブル)になっていた…』
なんてことにならないように、
しっかりと把握しておきましょう!
この記事では
・投資におけるボラティリティの使い方
・注意点
をご紹介します
『株式投資で失敗したくない!』
『これから株を始めたい!』
という方は、
これらの記事↓も合わせて参考にしてみて下さい
株式について↓
PERについて↓
PBRについて↓
ストックオプションについて↓
先物取引について↓
アセットアロケーションとポートフォリオについて↓
では、前置きが長くなりましたが
ボラティリティについて見ていきましょう!
ボラティリティとは?
『ボラティリティ』とは
株価の価格変更の差(大きさ)を表すものです
分かりやすく言うと
値動きが大きければ、ボラティリティが高い
値動きが小さければ、ボラティリティが低い
となります
言葉だけでお伝えするのは難しいので、
下のチャート図をご覧ください↓
こちらは【ソフトバンク】の本日の株価のチャートですが、
上の方の赤い点は本日の最高値
下の方に青い点は本日の最安値
を表しています
午前9時から午後3時まで上がったり下がったりで
ギザギザが続いていますが、
この間の価格変動のことをボラティリティと言います
このチャートから読み取れる情報としては、
午前9時から午前11時までは価格変動が大きく、
ボラティリティが高い状況と言えます
逆に午前11時以降から午後3時までは
価格変動が小さいため、
ボラティリティが低い状況と言えます
この値動きは『%表示』されることが一般的で
計算式を使って表すことが出来ますが、
今回はややこしくなるので割愛します
投資初心者の内は
『価格変動の大きさを表すもの』
とだけ覚えておきましょう!
投資におけるボラティリティの使い方
では実際に
『ボラティリティをどのように使っていけば良いのか?』
こちらについてお話していきます
大前提として、
ボラティリティの大小というのは
その株が持つ『リスク』と『リターン』の大きさを表します
ボラティリティが大きければ
同様にリスクとリターンも大きくなり、
『ハイリスク/ハイリターンな投資』になります
同じ考え方で、
ボラティリティが小さければ
リスクとリターンも小さくなり、
『ローリスク/ローリターンな投資』になります
これを踏まえて
投資におけるボラティリティの使い方を見ていくと、
株の売却益で短期的に資産を大きくしたいなら
毎日の株価の変動が重要になってくるため
ボラティリティの高い銘柄を選びましょう
逆に、
配当金や複利を効かせて長期的に資産を大きくしたいなら
1年から10年の間の長期間でも価格変動が小さくて安全な
ボラティリティの低い銘柄を選びましょう
このように、
自分の投資目的によってボラティリティに大小が生じるため
一概に『大きければ良い!』
…という話ではありません
自分の投資目的に合った
銘柄選びをしていきましょう
注意点
ここまでのお話で
ボラティリティがどういうものか理解できたかと思います
それに加えて『注意点』についても解説していきます
①株価が低い銘柄ではボラティリティが高くなる傾向がある
例えば、
・株価が100円の銘柄
これらでは
価格の変動幅に大きな差があります
極端な話になりますが、
- 1,000円だと1円から1,000円までの価格差
- 100円だと1円から100円までの価格差
になりますよね?
分かりやすく小学5年生の算数(割合)で表すと
1,000円の時の50円値引きは、
価格変動の差が5%であるため少ないですが
100円の時の50円値引きは、
価格変動の差が50%…つまり、
全体の半分を占めるため
1,000円の時に比べてかなり大きくなります
さらにこれを株価に直すと、
同じ50円の差でも大きくなボラティリティが乗じています
『同じ値動きで変動しているし大丈夫だろう』と
安易な投資判断をしてしまうと、
自分が気かないうちに
大きなリスクを取っている場合があります
気を付けましょう!
②ボラティリティのみで株価の方向性は分からない
先ほどの割合の例みたく、
株価の変動による影響は見れても
これからの株価の方向性を把握すること
は正直難しいです
早い話、
『明日からこの銘柄は上がるのか、下がるのか…』
これはボラティリティを把握していても分かりません
逆にもし分かれば、
皆ボラティリティを見て利益を出せますから
分からなくて当然ですよね(笑)
最初にお伝えしましたが、ボラティリティは
株価の値動きの変動が分かる
ものですので
売買する際の『基準』にしてはいけません
あくまで『参考』程度に把握しておくのが
良いでしょう
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は『ボラティリティ』について学んできました
おさらいをしておきましょう!
- ボラティリティとは、株価の価格変更の差(大きさ)を表すもの
- 差を表すと同時にその株の『リスクとリターン』を表している
- 短期で大きく資産を増やすなら、ボラティリティが高い銘柄を選ぶ
- 長期で大きく資産を増やすなら、ボラティリティが低い銘柄を選ぶ
- そのため一概に『どちらが良い』とは言えない
- 株価が低い銘柄は、ボラティリティが高くなる傾向がある
- ボラティリティは株価の『変動』は見れても『動向』を把握することは難しい
結論、
ボラティリティを意識して投資すれば、不安定な投資になりにくい
こんな感じですね!
ボラティリティに限らず
株式投資は専門用語が非常に多く、
理解しようにも『ボラティリティ = ”ボラ”』の様に
略されて発信されることもあるので
正直初心者には厳しい世界と言えます
しかし、
『自分に投資は無理だ…』
と諦めてしまっては
この資本主義社会で資産を増やすことはできません
このブログでは『個別株投資の基礎』を
今後も分かりやすく発信していきます
知識を得たら次は行動あるのみです
少しでも行動して、自由な人生を目指しましょう!
ここまで参考になれば嬉しいです
では、また次の記事で!