皆さんこんにちは!
ゆきかぜです
今回は『失敗しないインデックスファンドの選び方』
その第3弾、
『トラッキングエラー』を解説していきます
第一弾↓
第二弾↓
これらをまだ見ていない方は
合わせて見て頂くと分かりやすいと思います!
結論から言うと、
トラッキングエラーとは
アクティブ運用とパッシブ運用(インデックス運用)などで
『目標とする指数』の収益率と『ファンド』の収益率との乖離性を標準偏差で表したもの
をいいます
これだけ聞くと難しいと思いますので
今から分かりやすく説明していきます!
『インデックス投資で失敗したくない!』
『どんなファンドを選べばいいか分からない』
という方にこのシリーズはオススメです
ではいきましょう!
トラッキングエラーとは?
『トラッキングエラーってなんか難しそう…』
と思われた方も多いでしょう
確かに先程の説明分だけでは
全てを理解するのは難しいので
トラッキングエラーが分かる図を用意しました
そちらを実際に見ていきましょう↓
この図には
「青い線」と「赤い線」の2本が見られますが、
青い線が『ベンチマーク』と言われる
このファンドの基準価格を指し
赤い線が『ファンドの成績』を指します
インデックス投資の場合、
この青い線を基準に
赤い線が振り子のように動いていくというわけです
ちなみに、
- 右に行くほど『時間が経つ』
- 上に行くほど『価格が上がる』
ようになっています
『で、肝心なトラッキングエラーはどれ?』
という話ですが
上の図の右上にある
線と線の間(差)を指します(5本の線が例)
ETF(上場投資信託)やインデックスファンドでは
この差がゼロに近い方が連動性が高く
良いファンドとされています
実際にゼロになることはありませんので
差が小さければ良い
と思ってもらうだけで大丈夫です!
では、
なぜトラッキングエラーが大切なのか
お話していきます
なぜ、トラッキングエラーが重要なのか
大前提になりますが、
インデックスファンドや先ほど出てきたETFには
目標とされる指数が存在します
例えば《日経225》は
日本を代表する225社の企業で構成された指数ですし、
僕の好きな《S&P500》は
アメリカの代表500社で構成された指数です
この様に
元になる基準を追いかけるような値動きで運用されています
しかし、
先ほどの図でご覧いただいた通り、
実際の運用成績が
指数の動きと完全に一致することはありません
『じゃあ、どうすればいいの?』
と思われた方、ここで
トラッキングエラーを確認します!
例えば皆さんが
『S&P500に投資して資産形成しよう!』
と考えた時に
このファンドがS&P500指数に連動しなかった場合、
資産形成が上手くいかなくなってしまいます
最初に自分の頭で考えていた資産運用と
かけ離れた運用成績では困りますよね…
そこで、
『この指数はどれくらいの差で運用されているのか』
を図るために
トラッキングエラーで計測していくのです
トラッキングエラーで抑えておくべき点
ここまで
『トラッキングエラー』について解説してきましたが
『もうこの言葉聞きたくない!』
とアレルギー反応を起こしたり、
キャパオーバーになったり、
ゲシュタルト崩壊している方もいるのではないでしょうか?
僕も初めて勉強した時はそうでした(笑)
なので!
今日はこの2点だけ抑えて帰って下さい
・トラッキングエラーがゼロになることはない
これだけ覚えておけば“9割OK“です!
簡単に考えるなら
トラッキングエラーが多いファンドは
悪いインデックスファンドです
- ファンド運用時に費用が掛かる
- ファンド監査時に費用が掛かる
- 高騰時・下落時などの購入タイミングに差が出る
などの要因で
トラッキングエラーは必ず発生します
完全にゼロ(同じ指数で運用する)は難しいのですが、
ファンドマネージャーの運用の仕方で
これを小さくすることはできます
運用者が良い腕を持っていれば
小さい差での運用成績になりますし、
逆に悪ければ
自分が考えている資産形成よりも乖離した成績になります
インデックスファンドを選ぶ際は
チャート(だいたい3ヵ月から3年くらい)を
見るように意識しましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は『トラッキングエラー』について学んできました
内容を忘れないようにおさらいをしておきましょう!
トラッキングエラーとは、アクティブ運用とパッシブ運用(インデックス運用)などで『目標とする指数』の収益率と『ファンド』の収益率との乖離性を標準偏差で表したもの
簡単に言えば、ファンド運用成績と指数の動きの『差』のこと
トラッキングエラーは『小さい方』が良い
トラッキングエラーが『ゼロになること』はない
結論、インデックスファンドを選ぶ際は乖離性の点でトラッキングエラーは重要!
こんな感じですね!
長期投資の際にインデックスファンドを活用する方が多いですが
自分の理想の運用に近い投資信託を選ぶことが大切です
今回紹介したトラッキングエラーは
あくまで参考材料の一つに過ぎません
『あの人が言っているから』
という考え方でファンドを買うのは危険です
これまでに僕が投稿した
『インデックスファンドの選び方シリーズ』で
自分が納得して買えるファンドを見つけてみましょう
ここまで参考になれば嬉しいです
何であれ、結局は
挑戦することが一番大事です
挑戦しなければ
いつまでも『現状維持』のままです
少しづつでも行動して、自由な人生を目指しましょう!
では、また次の記事で