皆さんこんにちは~
ゆきかぜです!
今回は前回の“個別株投資の基礎”
その《第二弾》ということで、
『PER』について分かりやすく解説していきます
この記事では
・PERの使い方
が分かります
『株式投資に興味ある or これから始めたい!』
という方にオススメです
それではいきましょう!
PERとは?
PER(株価収益率)は、
会社の価値に対し、株価の割安性を図る指標になります
簡単に言うと、
その会社が提供する価値よりも、株価が「割安」か「割高」かを調べるための数値
と思ってもらえれば良いです
例えば、
『株式会社ゆきかぜ』が提供する価値(=利益)が仮に100万円だとして
発行している株価が200万円だった場合
この会社の株価は“割高である”と言えます
これを数値で詳しく割り出すには、以下の計算式を使います
《 PER = 株価 ÷ 一株当たり純利益 》
こちらですね
仮に、
『株式会社ゆきかぜ』の「一株当たり純利益」が100円なのに対して
株価が1,000円だとすると
この会社のPERは
《 1,000円 ÷ 100円 = 10倍 》
というわけです
察しの良い人は気づいてるかもですが、
10倍の値段がついているということは
投資した資金を回収するまでに10年掛かる
とも読み取れるので、株を買う前に計算してみるのも良いでしょう
もっとも、
大抵の証券口座は既に“PER”の欄があるので
正直計算式は覚えなくて良いです
それよりも重要なのが、
このPERがその会社の『期待値』として見れるという点です
『期待値ってどういうこと?』
という方のために分かりやすく言うと
- PERが高い → 「株価が高く」その会社は「人気がある」
- PERが低い → 「株価が低く」その会社は「人気がない」
って感じですね
例えば、僕のようなサラリーマンでいうと
新入社員が
- これから大きく業績を上げてくれる
- トップ営業マンに成長してくれる
ことに期待してベテラン社員と同じ給料を会社が渡す
みたいな感じですね!
まあ、本当にベテラン社員と同じにしたらマズいですが(笑)
話が逸れましたが、
PERが低ければ、その企業の価値より株を安く買う
PERが高ければ、その企業の価値より株を高く買う
ということです
ただし、PERが高いからといって『高値掴みしている』わけではありません
PERは期待値なので、今より高くなり更なる利益を出してくれるかもしれません
一般的に、PERの値は『15倍程度』が安定していると言われているので
この数値を1つの参考として覚えておきましょう!
PERの使い方
では、
『このPERをどう活かしていくのか?』
という話ですが
一つ目は、自分が買う株を「同業他社のPERと比較する」のが良いですね
例えば【小売業・コンビニ・ファミリーマート】の株を買うなら、
同じ小売業・コンビニの「ローソン」や「セブンイレブン」などの
PERと比較してみると
《コンビニ業界》の割安性を読み取れます
『ファミマのPERが同業者より高い』と分かれば、
買う買わないは別にして検討材料になりますよね?
また、
『相場を知る』ということは株に限らず
モノを買う上でも重要なので、知識として覚えておきましょう!
二つ目は、自分が買う株を「その会社の過去のPERや将来の予想PERで判断する」ということです
過去のPERを見ることで、それまでのPERの歴史を知ることが出来ますし
将来の予想PERを見れば、その会社の期待値を調べることができます
ただ注意も必要で
過去のデータを見た時に
不況時では、PERは極端に高い数値になっています
理由は、不況で企業の利益が大きく減少するからですね…
最近の“コロナショック”でもそうでした
リーマンショックの時には、PERが数十倍に上昇した企業もあり、
株価が極端に安い不況時は、株が売られすぎて正直PERは参考になりません
また、将来の予想PERも
選ぶ業種によっては異常にPERが高い場合もあります
例えば、IT関連なんかはこれから成長していく期待があるためPERは高いですね
この中には、3ケタPERってのもありました(笑)
話をまとめると、
「PERをどう活かすか」というよりは「PERを参考程度に考える」方が良いでしょう
『PERが高いから買われすぎているのかな?でも、とりあえず様子を見よう』
『PERが低いから今が割安で買い時なのかな?でも、ROEとROAも見てみよう』
といった心構えで
負ける確率を下げることが出来ます
賢い人は『株』というサイコロを振った時に、
1~3の目が《当たり》なら、
1~5の目までも《当たり》にする努力をしています
1つの要因に囚われず、広い視野を持ちましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は『PER』について学んできました
おさらいをしておくと
- PER(株価収益率)は、会社の価値に対し、株価の割安性を図る指標
- 計算方法は《株価 ÷ 一株当たり純利益》で求められる
- PERが低い → その企業の価値より株を安く買うこと
- PERが高い → その企業の価値より株を高く買うこと
- 活かすなら、同業種のPERを見る/過去・将来の予想PERを見る
- 株を買う時にこれを妄信しない、参考程度にする
こんな感じですね!
PERは難しいですが、《知ってる/知ってない》で
株を選ぶ選択肢が増えます
“資本主義社会”というゲーム盤にいる僕たちは
株式投資という「一番の武器」を活用することが、自由な人生を作る近道です
皆さんも勝てるサイコロの目を増やせるように知識を増やしていきましょう!
ここまで参考になれば嬉しいです
では、また次の記事で~