こんにちは!
ゆきかぜです
今回は“個別株投資の基礎”《第三弾》ということで、
『PBR』について分かりやすく解説していきます
この記事では
・PBRの使い方
が分かります!
『株式投資に興味あるけど、何から勉強すれば良いか分からない…』
という方はまず、
《第一弾》↓
《第二弾》↓
そして今回の『PBR』から始めて貰えば良いと思います
ではいきましょう!
PBRとは?
PBR(株価純資産倍率)は、
会社の資産に対し、株価の割安性を図る指標になります
簡単に言うと、
その会社の資産よりも、株価が「割安」か「割高」かを調べるための数値
と思ってもらえれば良いです
前回解説したPERは、
会社の『価値』に対して株価の割安性を図る指標でしたので「ニコイチ」
つまり、合わせて覚えるのが良いでしょう
・PER = 会社の価値
こんな感じですね!
このPBRは、PERと同じく基準となる目安の値があります
PERの基準値は15倍でしたが、
PBRの基準値は1倍と非常に分かりやすい数値になっています
例えば、
『株式投資ゆきかぜ』の純資産が100万円だとします
この会社の株をPBRが1倍の時に買ったとしたら
100万円でその会社の株を購入したことになり、
PBRが3倍の時に買ったなら、300万円で買うことになります
また、別の考え方なら
僕が100万円を『株式投資ゆきかぜ』に投資していて
PBRが1倍の時にこの会社が【解散】した場合
事実上は
『投資した100万円がそのまま僕に返ってくる』
ということです
ちなみに、
当然ですが【倒産】したら1円も返ってきません
会社の“解散”と“倒産”の違いはややこしいので別の機会に説明しますね!
ちなみに計算式は
《 PBR = 株価 ÷ 一株当たり純資産 》
で求める事ができます
まあ、PER同様
既にネット証券では“PBR”の欄があるので覚えなくて良いです
基準値が1倍なので難しく考えずに
- PBRが1倍以上 → 割高
- PBRが1倍以下 → 割安
と覚えておきましょう!
PBRの使い方
PBRは『バリュー株』を買う時に重宝します
バリュー株とは、
本来の価値よりも割安な株をいいます
“割安株”とも呼ばれていて、
「ヤフーファイナンス(PBR昇順)」を見ると
バリュー株には銀行系が多い気がします
買い方としては、
先程のPBRの数値を見て1倍以下のタイミングを狙って購入していきます
理屈は簡単なのですが…
さて、
突然ですが、皆さんに質問です
ある企業のPBRがいつ見ても1倍以下です
この会社の株を今、買うべきでしょうか?
…。
はい、
答えをお伝えすると
いつでも1倍以下な会社の株はオススメできません
その理由は、
会社が赤字企業の可能性があるからです
今現在はPBRが低くて割安感がありますが、
それは、財務状況の悪化で株価自体が下がっている可能性があります
PBRが0.1%など極端に低い場合は、有価証券報告書などを見て
その企業が『黒字』か『赤字』かを見定める必要があります
赤字の会社の株を買って倒産なんかされたら、
目も当てられないですからね…
また、
企業の決算時(1年)ごとに純資産の数字に変動があるため
流石にPBRと言えども、
短期間では割安度を測りきれません
PERと同様に『あくまで参考』にしておきましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は『PBR』について学んできました
おさらいしておくと
- PBR(株価純資産倍率)は、
- 会社の資産に対し、株価の割安性を図る指標
- 一般的な基準値は1倍
- 1倍以上は《割高》/1倍以下は《割安》と見れば良い
- PBRは『バリュー株』を買う時に参考になる
- ただし、バリュー株には赤字企業が含まれているので注意する
- PBRの値は盲信せずに参考程度に捉えておく
こんな感じですね!
株価は会社が提示している『あるべき価値』で常に推移しているわけではありません
簡単に言うと、
会社が出した帳簿通りに動いてない
ということです
まあ、そのおかげで
・グロース株のような《割高株》
が生まれるのですが、、、
今回のお話で
『バリュー株に興味を持った!』
という方はやってみるのもありだと思います
ただ、バリュー株投資は
その一時の変動について行かないとダメなので
結論、初心者向けの投資ではありません
挑戦することは大切と散々言っていますが、
計画性のない無謀な挑戦はやめましょう
『投資』と『投棄』は違いますからね
お金を増やす前にお金を減らす行動をしないように、自分の取れるリスクを考えながら
少しづつでも行動して自由な人生を目指しましょう!
ここまで参考になれば嬉しいです
ではまた次の記事で~