【保険】任意保険に入ってないドライバー達、『聞け』

保険

皆さんこんにちは

ゆきかぜです

今回は少し真面目な話…。

任意保険に未加入のドライバーが4人に1人いる

という現実に対して、

私の意見も踏まえつつお話をしていきたいと思います

俺は運転上手いから大丈夫!

任意保険って『任意』でしょ?ならお金かかるしいらない(笑)

そう考えてる、そこの

あなた!!

あなたに言っています🫵

果たして本当に大丈夫でしょうか?

この記事を見てよく考えて下さい

あなたが今抱えているリスクを!

ではいきましょう

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自賠責保険と任意保険

大前提として、

我々ドライバーに関する保険は

自賠責保険
任意保険

この2つが挙げられます

まず自賠責保険ですが

こちらは正式名称が

自動車損害賠償責任保険』といい、

自動車やバイク(原動付き自転車を含む)を運転する全てのドライバーに対して

加入することが法律で義務付けられています

言わば『強制加入の保険』ですね

当たり前ですが、

入っていなければ『無保険車』として

公道を走行することはできませんし、

違反点数6点でその場で免許停止処分になります

また、当然その後に※法律でも罰せられます

(※1年以下の懲役、または50万円以下の罰金)

自賠責保険は強制加入ですが、

完全なものではありません

あくまで『最低限の対人保証』です

過信はしないようにしましょう

そしてもう1つの保険が、

今回の話の趣旨となる任意保険です

任意保険は自賠責保険と異なり、

強制加入の保険ではありませんが

入ってない状態で万が一事故を起こした場合、

状況にもよりますが

最悪、人生が詰みます

こちらについて詳しく見ていきましょう

任意保険について

任意保険の『建前』としては

自賠責保険でカバーしきれない(事故)を補填するための保険です

自賠責保険は対人(相手方)用であり、

例えば自分/相手を問わず

車やモノに対する保証は皆無です

駐車の際に、自分の家の壁に車をぶつけるといった

相手が存在しない事故である自損事故や、

走っている際に、ガードレールと接触して車にスリ傷ができたといった

死傷者が無い事故である物損事故

それに該当します

他にも、

自分自身や同乗者で

死傷者が出た場合も保証がありません

もう一度言いますね?

自賠責では、

自身の車に乗っている側に死傷者が出ても保証がないのです!

これらを保証してくれるのが

任意保険というわけです

下記の図を『』覚えておいて下さい↓↓↓

引用︰コスモレンタリース

で、

私がなぜ初めに『建前』と書いているか…

それは『任意』とは名ばかりで

実際は先程申しあげた通り、

任意保険に入ってない状態で事故を起こせば

最悪人生が詰むからです

では

実際に起きた事例を取り上げながら、

その『詰み』を見ていきましょう

もし、入ってないと…

もし、

任意保険に入っていない場合に

事故を起こすとどうなってしまうのか?

これについて、

2つの事例を見ていきましょう

事例① 開業医を死亡させて5億円の損害賠償

こちらはご存知の方も多いかもしれませんが、

高額賠償の話でよく出てくる事例ですね

任意保険に入ってない加害者が

40代の開業眼科医を交通事故で死亡させてしまい、

5億843万円の賠償を支払う事になったという件です

この事例で注目するべきは、

過失割合』と『逸失いっしつ利益』です

逸失利益とは

交通事故が原因で減ってしまった生涯年収に対する補償。死亡はもちろん、後遺障害を負った場合に請求が可能。

つまり、

事故がなければ、被害者は

将来これくらいの稼ぎがあっただろう

というのをおおよそ計算して請求される金額です

私のような一般的なサラリーマンの生涯年収は

2億5000万円と言われていますが

例にある医者やパイロット、アスリート選手などと事故をした場合、

事例通り億単位の請求をされてもおかしくない

と彼らの年収から計算すれば簡単に判断できますよね

また、

今回の件での過失割合ですが

実は10:0ではなく

加害者側が6割、被害者側が4割

であり

万が一、10:0になっていればさらなる損害賠償額になっていた

と考えられます

事例② ビルに突っ込み3億円の損害賠償

続いての事例は、

物損の場合での高額賠償になります

加害者が深夜に

任意保険に入ってない車を猛スピードで走行し、

T字路で止まりきれずに3階建ての商業ビルに激突

乗っていた車が炎上しビルも全焼、

商業ビルのため仕事に使う機械や

販売する呉服なども焼失し加害者に対して

約3億円の損害賠償請求がなされたという事例です

今回の件では、

深夜だったのもあり死亡者こそ出ていませんが

ビル1棟が丸々消失するという被害が出ており、

商業ビル本体の不動産価値や

ビル内にあったモノの価値を計算し、

億超えの請求になったと考えられます

もし、

これが昼間で建物内に人が居たとしたら恐ろしいですよね…

さて、

上記のような事例は決してめずらしくなく、

誰にでも起こる可能性がある事故です

そこでの大きな違いが、

任意保険に入っているか入っていないか

という事になります

未加入の皆さん…

これを見ても、まだ任意保険に入らないのですか?

任意保険の加入割合

ここまで事例を挙げて

任意保険の重要性を伝えてきましたが

冒頭にお話した通り、

2024年時点での任意保険加入率

対人賠償で75.5パーセント
対物賠償で75.4パーセント

となっており、

4人に1人は任意保険に未加入

という状態です

先程は加害者側の視点から

事故を起こした際のリスクをお話しましたが

正直に言うと、

一番割を食うのは被害者です

加害者側に支払い能力があるのであれば

数千万数億円を出してもらえれば良いですが

任意保険のお金を出し渋るような人間が

しっかり賠償してくれるとは思えません

被害者は当てられ損

泣き寝入りするしかなかった

なんて話もたくさん聞きます

私としても、

これが最も納得いかない点です

これらを踏まえて

残りの約25パーセントの未加入ドライバーに言います

任意保険にすら入れない貧乏人は車に乗るな

口が悪くなりましたが、

これが私の正直な感想です

あなたが大富豪みたく5億円をポンと出せないなら、

任意保険に入って下さい

相手が任意未加入だった時の対策

とはいえ、

事故が発生した時に

👤『相手が任意未加入でした~』

というX(旧Twitter)のポストをよく見かけます

ありえないですけどね、正直…

こちらとしては

本当に『よろしく』なんてしたくありませんが

万が一被害者になってしまった場合に

どのように対応すれば良いか

一緒に見ていきましょう

自分の任意保険を使う

被害者側としては納得できませんが

相手は無保険の貧乏人

無い袖は振れない

なんて言葉もありますが

先程申し上げた通り、

充分な補償を受けれない可能性が高いです

そこで

少しでも自身の負担を下げるために、

任意保険のオプションである

無保険車傷害特約

が申請できます

こちらに加入していれば、

無保険車に事故を起こされた際に

自身の保険会社から保険金を受け取ることが可能です

ただしデメリットもあり、

思った金額まで補償してくれない場合もありますし

使わなければ無駄に保険料を払い続けなくてはならないため、

諸刃の剣である特約と言えます

また、

もし特約を付けるなら

弁護士費用特約

もおすすめです

分からないことを聞けますし、

面倒事を丸投げできるのもメリットですね

会社の労災保険を使う

無保険との事故が、

通勤中または勤務中に限ります

会社の労災保険を使うことで

保険金を受給する事ができます

また

会社のコンプライアンス的に考えれば

滅多にないですが、

相手も通勤中か勤務中の事故であれば

相手の会社の労災保険

対応する事も可能です

まあ、

任意保険に加入してない社員

車通勤や外回り営業を任せているヤバい会社なんて

労災自体があるか怪しいですが…

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は任意保険の未加入率に対して、

個人的な意見も踏まえてブログを書いてみました

事故は、

だれがいつどこでどうやってなぜ

起こるのか分かりません

保険嫌いの私ですが、これに関しては何度でも言います

任意保険には必ず加入しましょう

任意保険は『任意』ですが、

なければ事故した際に紹介した事例のような地獄を見ます

それは加害者や被害者だけでなく、

その周りの人達あなたの家族も不幸にします

誤解を招きかねない『任意保険』という言い方も

変えるべきだと私は思います

良識がある方なら、

言わずもがな任意保険に既に入られていると思いますが、

皆が安心して車に乗れる環境を作っていきましょう!

ここまで参考になれば嬉しいです

では、また次の記事で~